長野県は全国でも有数の広さを誇る県であります。よって南と北では生活風習の違いや経済圏も違いがあります。
県庁が北にあるため、過去北に何か作れば南にも作るというようにバランスをとるための競争意識が多くありましたが、現在は各地区の特長を生かしその地域に合った地域づくりが求められてきています。
公共交通網をとってみても、私どもの地域は鉄道で県庁に行くのにも大変な時間がかかり不便でありますし、東京に行くのにも直通列車すらない状態であります。
均衡ある公共交通網の整備を目標に県議会に公共交通網等調査特別委員会を設置し2年間でまとめたものを県に要請いたしました。又私はJR東日本やJR東海へ伊那市と共に出向き特急あずさの飯田線への乗り入れや利便性の向上、時間短縮ダイヤなどへの実現に向かって要請活動をおこなっています。
加えて、権兵衛トンネル開通を機に自然、環境などの地域の特性を生かした南の玄関口構想的な地域づくりを念頭に均衡あるまちづくりに取り組んでいくことが格差を解消していくことにつながると考え行動しています。
地域格差の解消と均衡ある県土づくりへの取り組み